■ピルクス系のシリアルサーボのコントロールボード
AGB65−SSC/Pは、ピルクス系のシリアルサーボをコントロールするボードです。2009年11月現在では、小型サーボPRS-DE07MS、PRS-S40M(通称「苺」)、浅草ギ研で発売予定の超小型シリアルサーボに対応しています。浅草ギ研のヒューマノイドロボットキットRemoHKPでも使われています。
■シリアル通信により、一回の通信で複数のサーボの位置とスピードを制御
シリアルサーボのコントロールは、時分割に複数のサーボに対して高速にコマンドを送る必要があります。このボードでは一度の通信パケットで複数サーボの位置と速度をコントロールしますので、上位側のCPUの負担が軽くなります。
■サーボ一斉ON、サーボ一斉OFFコマンド
4バイトのコマンドを送るだけで、全てのサーボを一斉にON、一斉にOFFができます。
■サーボ位置の一斉取得コマンド
全てのサーボの位置を一度の命令で一括で取得できます。
■各種設定コマンド
サーボのゲイン調整、デッドバンド調整ができます。また、温度測定が可能なサーボはサーボ内温度の取得も可能です。
■PCからの制御に最適
シリアルサーボの通信方式はマルチドロップになっているので、PCから直接シリアルサーボを駆動することはできません。
また、シリアルサーボを駆動するには常に通信をやりとりする必要があり、PCのOS、たとえばWindowsでは、対応できません。
AGB65-SSC/Pは一般的なシリアル通信が行えますのでPCとも接続でき、細かい作業を肩代わりするのでPCからの制御を行うことが可能となります。尚、PCと有線接続するには別売のAGB65−232Cが必要です。PCと無線で接続する場合は浅草ギ研のBluetooth無線を使います。
■非力なマイコンでもシリアルサーボを駆動可能
シリアル通信ができるマイコン、たとえば小さいPICなどでも複数のシリアルサーボの駆動が可能になります。マルチドロップに対応していなくても一般的なTTLレベルのシリアル通信が行えれば駆動することができます。
■9600〜460Kbpsの通信速度
AGB65-SSC/Pとの通信速度は9600、115200、460800の3種類が選べます。SSCとサーボ間は460800bps(固定)で通信します。浅草ギ研で販売しているピルクス系シリアルサーボは460800bpsに設定されています。
■無線での遠隔操作も可能
浅草ギ研のBluetooth無線(通信速度460Kbps対応)と連携できますので、サーボ駆動システムを簡単に無線化できます。
■他のAGR65シリーズに接続可能
他のAGB65シリーズのセンサやコントローラと同じシリアルラインを共有できます。AGB65シリーズについては「ロボット神経システムAGB65シリーズの説明」のページを参照願います。
■2台を同じシリアルラインで駆動可能
ID設定により2つのAGB65-SSC/Pを1つのシリアルラインで駆動できます。
■電源搭載で外部に電源回路不要!バッテリ駆動が可能!
ボード上に電源回路を内蔵し、外部に電源回路が不要で、バッテリなどで駆動することができます。
■37x39mmの超小型設計!
ロボットなどに基板を搭載する場合はその大きさがネックになりますが、本製品は極力小さい部品で構成されており、実装面積が小さくて済みます。また、基板には取り付け穴があります。(穴系2.2mm、M2ネジ用)
※製品の詳細、使い方説明 http://www.robotsfx.com/robot/AGB65_SSC_P.html